1960-03-11 第34回国会 衆議院 法務委員会 第10号
私の言いたいことは、村松泰子君の起訴猶予処分というものを検察庁として取り消す義務があるということなのであります。もう一つ、戸高君の場合に至っては、今問題になっているのは、彼が爆発物を運搬することを手伝ったかどうかという問題ではないのです。
私の言いたいことは、村松泰子君の起訴猶予処分というものを検察庁として取り消す義務があるということなのであります。もう一つ、戸高君の場合に至っては、今問題になっているのは、彼が爆発物を運搬することを手伝ったかどうかという問題ではないのです。
警察でいろいろ行き過ぎた取り調べがあったことも問題になりましたが、そのとき村松泰子証人が偽証したというのでありますが、服装の点については一致するということはあなたも認められる通りであります。
それは五番町事件で村松泰子という当時十八才の少女が偽証罪でやられたことがあります。ところがその少女の言う通りに、三人の殺人罪の嫌疑でやられた少年のほかに、真犯人が例の真昼の暗黒という映画を見て自首して出てきたわけです。そうすると、この少女は偽証をしていないことになる。この少女に対してどういう処分をしたかということを、当時京都地方検察庁の次席検事である泉君に伺ったら、起訴猶予にしたということです。
それは、森島検事がこの村松泰子なる証人を偽証で逮捕することについて逡巡をいたしておりましたときに、上司の方が、女一人くらい逮捕できないでどうするか、検察の威信にかかわるじゃないか、君ができなければ他にやらせるぞと言ったと、これは森島検事自身が自白しておる。こういうことは、法務省の調査で、さような事実があったのであるか、ないのであるか。
○戸田政府委員 実は、京都の五番町事件をきょう御審議になることをただいまここで初めてお聞きしまして、書類の持ち合せがないのですが、一応、あの事件につきまして、四少年の逮捕について誤認があったかどうか、それについて暴行、脅迫等による自白の強制があったかどうかという点と、検察庁における村松泰子等の偽証逮捕が果して必要があったかどうか、また深夜における逮捕が妥当であったかどうかというような点について、一応
この森島検事の上申書に見ましても、三月一日この村松泰子を信州からわざわざ呼び出して、村松泰子は午前十一時ごろ出頭いたしております。そこで、これは泉さんにお尋ねいたしますが、こういう呼び出しによって出頭した証人というものは、一体その日の何時ごろまで調べるのが普通でございますか。
○高橋委員長 次に村松泰子君。
それは、村松泰子さん、例の偽証したと称せられて逮捕せられた泰子さんと実父の重次郎さんが京都法務局に出て実情をしゃべっております。
次いで、森島検事が果して本件の偽証の容疑者を逮捕したほんとうの責任者であるかどうか、及びこれに対して上司が何らかの処置をしたのではないかという点の御質疑でございまするが、今日まで調査した結果によれば、偽証容疑者でありまする村松泰子なる女を偽証の疑いありとして取り調べたのが森島検事でございます。従いまして、森島検事がこの偽証の容疑者を取り調べたという事実はございます。
たとえば本件では証人の村松泰子、これは起訴にならなかったと思うのだが、とにかく、そういうふうに公判廷で引っぱって調べたというような件数も一つお調べの上御報告を願いたい。
検察官は昭和三十年の、昨年の十一月十七日に行われました佐藤和代の公判廷における証言、これがございますが、これに一応虚偽ではないかという疑いを持ちまして、さらに本年の二月十六日に行われました村松泰子という証人の証言に至りまして偽証の疑いを濃くいたしました。そこで二月二十四日村松証言の行われました後約八日たっておりますが、西村というものを偽証教唆で逮捕いたしました。
第三番目に、証人村松泰子さんがかなりの信憑性を持つ証言をしているにかかわらず、現場との食い違いで偽証容疑という点で逮捕している。これは明らかにミスである。従って村松、佐藤二人の証人と西村証人を一体どういう状態で調べたのか、この際は必ず弁護人を同道して調べてほしい。
この村松泰子の供述と佐藤の供述、現在明らかになりました事実関係とを比べてみますと、いまだにこの一致しない点が多々あるわけです。これはなぜ村松証人が法廷でそういう証言をしたかという点は、これはなお糾明しなければわからない問題でございます。
ところが、三十一年、ことしの二月十六日に、村松泰子という者が法廷に出て参りまして、犯行当時、犯行現場付近の公衆便所で凶器、日本手ぬぐい等の血を洗っている男を目撃した、その男の服装を詳細に述べまして、さらに、洗っていた模様につきましても事こまかに供述しておるのであります。そこで、裁判所は、その供述が終りました直後、便所の位置を確かめるために村松泰子を伴いまして検証いたしました。
それから、先ほどのお話のございました偽証被疑者の逮捕関係でございますが、本年二月十六日に第十回の公判にお貸まして、弁護人側の証人として佐藤和代、村松泰子が出廷して証言いたしております。
それから第二は、今年の二月十六日村松泰子というのですか、女の方が法廷で証人に立っておる、この人がこの事件が起きた直後に真犯人と思われる人が共同便所で物を洗っていた、こういう姿を見たという証言を公判廷でやっております。これは新聞で書かれておりますが、ところがそれに対して検察官がさらに呼び出しをかけて、お前はそれは偽証じゃないかということで追及したということが書かれておる。
○政府委員(長戸寛美君) 本年の二月十五日第十回公判におきまして、弁護人側の証人として佐藤一代、村松泰子という二人の人が出廷し、その証言した内容に検察側としまして疑問を持って捜査を開始したのであります。村松証人は事件当日、現場付近の便所で本件被告人以外の男が血のついたものを洗っているのを見た、こういう証言をいたしたのであります。